糞日記

イェイ!人生!

5月10日

先日、「スポッチャ」童貞を捨てた。

大学4回生にして初体験であった。全国平均スポッチャ童貞喪失年齢は定かではないが、明らかに皆に比べて遅れをとっていることは確かである。

 

その日は徹夜で麻雀を打ち、朝飯がてら磯丸水産で海鮮丼とハイボールを胃にぶち込み、なんば周辺をウロウロしているうちに、なんとなくスポッチャに行こうという流れになったのだ。行き先の順番が完全にトチ狂っている。なんとなく桃鉄と同様の苦痛を感じながら、入店。

 

受付をすませて施設に入ると、50種類ほどのアミューズメントが混在していた。僕はスポーツが出来るから「スポッチャ」かと思っていたのだが、普通にゲーセンやらカラオケやらもあった。じゃあ「スポッチャ」ってなんなんだ。語源。

 

とりあえず、初めはバトミントンをした。

3分くらいラリーしてたら気持ち悪くなってきて、トイレでハイボールを吐いた。楽しい。

 

次は、ローラースケートに挑戦だ!!

僕は全く滑れない。

内股にすれば滑れるとのアドバイスを受ける。

これ以上内股にすると、剥離骨折するくらい足を内側に折り込む。滑れない。生まれたてのオネエの鹿みたいになる。そんな生き物はいない。楽しい。

 

次はバッティングセンターだ!!!

僕のスイングは虚しく空を切る。当たらない。

僕は小学生時代を思い出す。6年生の時に野球が流行っていた。チーム分けは各チームのキャプテンが欲しい人員をジャンケンによって取り合うシステムで行われていた。人数が奇数だった場合、最後はジャンケンに勝った側のキャプテンが「いる」か「いらない」かを判断。僕はいつも最後の一人。そしてキャプテンは必ずこう言うんだ。

「いらん!!!」

子供は時として残酷だ。楽しい。

 

久々のスポーツは良いものだ。体を動かすって清々しい。心地の良い汗が全身から湧き出てくる。ついでにゲロも3回ほど吐いた。3時間たっぷり楽しみ店を後にする。電車に乗りこみ、薄れゆく意識の中で、僕は確信にも近い決心を固めた。

「二度と行かねぇ。」