糞日記

イェイ!人生!

10月5日

「かわいい」とよく言われる。

これは僕の背が低くて動きが女々しいからだと自己分析している。馬鹿にしたニュアンスは多少なりともあると思ってる。けど仕方ないとも思う。

 

物心がついた頃から小学校低学年くらいまでは、主に姉の友達とかにチヤホヤされまくった。今よりも小さくて素直だったから。しかしそこから中三くらいまで下り坂を転がり続けた。ゴロゴロゴロ。この時期の女の子はやっぱり50メートルを7〜6秒台で走る男が好きなのだ。僕は9秒台だ。モテる男はいつも僕の2秒ほど先にいた。

 

しかし、中学を卒業してくらいから再び「かわいい」と言われるようになった。僕は面食らって「うぇ、へへへ、へ」みたいな声を出していたと思う。「かわいい」と言われているのは僕だけじゃなかった。僕と同じくらい冴えなくて同じくらい気持ち悪い反応をしている男子を多々見かけた。僕のことを「かわいい」と言っている女の子は、サ行が発音できない学年主任のおじいちゃん先生とか郵便ポストとかアパートのことも「かわいい」と言っていた。僕には冴えない男子も学年主任も郵便ポストもアパートも「気持ち悪いな」「公務員だな」「赤いな」「賃貸かな」としか思えなかった。でも僕のことを「かわいい」って言ってくれてた女の子を「かわいい」とはあんまり思わなかった。

 

僕は二十歳を過ぎた今でも「かわいい」と言われる。恥ずべきことだと思っている。それでも「かわいい」と言われた時に「うぇ、へへへ、へ」とはならなくなった。慣れたからだ。ヘラヘラしながら「あ、よく言われます」って返すことが多い。それもどうかと思う。今後は「君の方がかわいいよ」って返そうかな。やっぱりやめとこう。こんなことを言うやつはかわいくないからだ。