糞日記

イェイ!人生!

よるよなか

住んでるアパートの下にあった自動販売機が無くなっていた。全然気がつかなかった。「こつぜん」って感じで居なくなっていた。家に帰るとあの娘の荷物だけが全部無くなっていて、机の上に「ごめんね、もう疲れたの」とだけ書かれた手紙が置かれている...みたいな気持ちになった。暗い気持ち。

 

とぼとぼ1分ほど歩くと、缶とペットボトルの中間みたいな容器のポカリとオロナミンCが110円で売られている自動販売機、あらわる。こっちの方がいいじゃんけ!!「女なんて星の数いるんだからさ!なんなら...あたしと付き合ってみる?......なんて!冗談だよ。本気にした?」と小癪な笑みを浮かべる男ウケ抜群女ウケ最悪な女に慰められる...みたいな気持ちになった。明るい気持ち。

 

俺はその自動販売機を朝まで抱いた。

 

「僕は自販機ヤリチン」より、一部抜粋