糞日記

イェイ!人生!

5月13日

僕は自分の家に鍵をかけない。いつも開けっ放しの状態にしてある。

 

この話をすると、多くの友達は「危機管理能力が足りてない」という旨の心配をしてくるが、僕に言わせれば皆は圧倒的に考えが足りていない。有り体に言ってしまえば「馬鹿」だと思う。

 

僕は出先で物をなくす事が多々ある。それはそれは多々ある。大学に入って財布3回スマホ2回その他諸々夥しいといった具合だ。そんな僕が家の鍵を持って外に出たりした日には家の中に入れなくなることなど容易に想像することが出来る。根が小心者にできている僕は、自分自身の性分を加味し、最大限にリスクヘッジをした結果「鍵をかけない」という結論に至ったのだ。

 

この説明をしても今のところ誰からも「その手があったか!天才!」的な眼差しを向けられた試しがない。皆そろって微苦笑を浮かべるだけである。慊りない。皆もっとロジカルな思考を身につけるべきだ。

 

「泥棒に入られるのでは?」という心配をしてくれる殊勝な友人もいる。しかし僕みたいな3ヶ月以上まともなバイトをした事の無い貧乏大学生の家から取るものなんかなにもないのである。強いていえば、気まぐれで入ったバイトの給料の2万円を取られたことがあるくらいだ。

 

逆に物をいただけたことだってある。うちに帰ると数ヶ月前の週刊少年マガジンや、使い終わった蛍光灯などが無造作に投棄されていたことがある。さながら現代の「ごんぎつね」といったところだろうか。犯人は見つけ次第、火縄銃で撃ち殺すことも辞さない構えだ。

 

昨今はネット社会の弊害か閉鎖的な性格の人間が増えてきているらしい。こんな世の中だからこそ、オープンな人間であるように心がけるべきではないだろうか。