糞日記

イェイ!人生!

5月4日

友達と2人で散歩してたらお洒落なカフェーがあったので、なんとなく入店。

 

すごく狭くてアンティーク。所謂「隠れ家カフェ」的な佇まい。小洒落た中年の店長がメニューを丁寧に説明してくれる。何言ってるか全く理解出来ずに1番安いのを注文。4種類の豆をブレンドしたこだわり珈琲だそう。苦いのでミルクをドバドバ投入。がぶ飲み。

 

帰り際にトイレに向かう。トイレもやはりアンティーク調で洒落てる。「座って用をたしてください。」という貼り紙。便座に腰をかける僕。排尿。おしっこ。襲ってくる違和感。僕は普段座った状態で排尿しないのだ。便器に腰掛ける、それ即ち排便のルーティンなのだ。排便。うんこ。

 

静かなオシャレカフェのオシャレトイレで排便。僕の中で何かが死ぬ音がした。モダンスタイルで小綺麗に整ったトイレは、「便器」としてではなく「インテリア」として設置されていることは火を見るより明らかだった。そしてどこか懐かしい記憶が脳裏を駆け巡る。それは市民プールでおしっこを漏らした、あの暑い夏の日と同じ感情。

 

 

排便の例えで排尿の話をするような人間は個人経営のカフェに足を踏み入れるべきではなかったのだ。僕は珈琲くらい苦い顔をして帰路についた。