糞日記

イェイ!人生!

10月25日

主体性が無い。良くないことだ。自分の真ん中に芯が通っていない。精神的軟体動物だ。精神的タコ、イカ、ナマコの類いだ。人に流されて流されて流されて、だ。流されたあとはいつも悔しくなる。もっと自分の意思を持って行動したい。「悔」という字は「小さな毎日」と書く。なんか良いことを言えそうな気がするが特に思いつかない。悔しい!

 

信号が無い交差点にて。進行方向には僕と知らないお婆ちゃんがいる。車が少し向こうから来ているけど渡れなくもない。どうしようか迷って横を見るとお婆ちゃんは立ち止まる。お婆ちゃんは急がないものだ。それを見て僕も立ち止まろうとする。そこに僕の意思はない。悔しくなって僕は走り出す。お婆ちゃんを振り切るように。車は思ったよりスピードが出ている。少し迷ったことでスタートが遅れた僕は危うく轢かれかける。車の窓越しに見た運転手はすごく怒った顔をしている。お婆ちゃんはうっすら笑っている気がする。僕は泣きそうになる。悔しい!

 

完全に主体性を出す場面を間違えた。お婆ちゃんは基本的に正しい。人生経験が長いからだ。「婆」という字は「波の女」と書く。波の女?海女さん?サーフィン?お婆ちゃんはサーフィンをするのか??ビックウェーブを乗りこなすのか???すごいねお婆ちゃん。その波に僕はまたもや流されるだけなんだ。プカプカ。悔しい!!

 

10月22日

苦手なことが多い。その1つに「優先順位をつける」がある。

 

小学生の頃、「はねるのトびら」が好きで毎週水曜の夜8時が楽しみだった。お母さんが「見たいテレビの前にお風呂入りなさい」と言う。でも僕ははねトび前の「ヘキサゴン」も好きだったし、はねトび後の「ザ・ベストハウス123」も好きだった。

お風呂が憎くて仕方なかった。僕はヘキサゴンのラスト5分でマー君の嫁とかフジモンの嫁とか斉藤和巳の元嫁とかが歌ってる時間を利用してお風呂に入る。髪を洗う時間とか体を洗う時間とかがもったいないから体をシャワーで濡らすだけでお風呂タイムを終わらせる。120秒フラットの好タイム。

あの頃のテレビは毎日面白かった。ストイックな伊藤少年は毎日お風呂タイムの短縮に精を出した。その結果、髪がフケだらけになり体がとても臭くなった。ものすごく怒られた。「優先順位を考えなさい!!」

 

今もあんまり変わってなくて優先順位がつけれない。今僕の家はトイレの電気とお風呂の電気が切れている。ティッシュもゴミ袋もきらしている。それなのにスーパーに行くと甘いパン等を大量に購入して所持金がなくなってしまう。「優先順位を考えなさい!!」

 

確かにお風呂とトイレの電気が切れてるのは不便だ。でも洗面所の明かりがあればどちらもなんとかなる。ティッシュがなくてもトイレットペーパーはあるしゴミ袋は気合いでなんとか。なかったら困るけどなくても死なない。でも甘いパンを我慢したら、なんか死ぬ気がするのはなんでだろう。

 

流石にテレビのためにお風呂を省くことはなくなった。それでもオシッコは我慢する。CM中に行けば良いのだが、なんか面倒で動けないままモジモジしている。

「優先順位を考えなさい!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

10月13日

 カップ焼きそばの湯切り口の穴にひっついたキャベツを、男はひどく冷徹な顔のまま見つめていた。

 男は普段怒りをあらわにすることが大の苦手だ。そのせいか、このような自分の思い通りにならないキャベツなどにはめっぽう厳しい。

 「そもそもカップ麺のキャベツなどキャベツかどうか怪しいもんだ」そう吐き捨てると男は張り付いたキャベツごと蓋をゴミ袋に放り投げた。男はニコリともしない。

 

 本当のことを言うとカップ焼きそばのキャベツ、男はこれが大好物なのだ。それでも彼は自らの意に介さないキャベツを許すことが出来なかったのだ。

 彼は泣いた。己の器の小ささに。泣きながら蓋の上で温めておいたソースとふりかけと青のりをかけた。そして食べた。犯した過ちを振り払うようにすすり食べた。容器の端の方にソースが溜まっていて、そこにヒタヒタになったキャベツはお箸で掴み辛い。男は諦めた。男のお箸の持ち方が、それが原因で女の子にフラれるほどに汚いから。それに男はけっこうお腹いっぱいだったのだ。

 

 それでも男は、カップ焼きそばのしんなりとしたキャベツを愛している。たまごボーロやおさかなソーセージと同じくらい愛している。

 

よるよなか2

元カノのnoteを見つけて熟読した後「よし。俺のブログの方が面白い!」と勝利を確信する5時15分。

俺は一体何と戦っているんだろう。泣きそうになりながらパジャマ替わりのパーカーの紐の先っちょの玉の部分を噛んでいる5時19分。

9月30日

一昨日、ズボンのポケットにティッシュを入れたまま洗濯してしまった。洗濯物がティッシュまみれになる。普段はティッシュ1枚くらいなんの気にもとめないが、洗濯機に入りこんだティッシュは1枚で全部が嫌になる。嫌になりすぎてその日は普段は見ない痴漢モノ(言ってもバス痴漢よ?)のAVで自分を磨いた。多めにティッシュを使ってやった。1枚の威力は凄まじい。

 

昨日は普段の目玉焼きにベーコンを1枚付けた。それだけで僕はめちゃくちゃ気分が良くなる。「目玉焼き」は「ベーコンエッグ」に進化する。僕も鼻歌(セロリ)を口ずさんじゃう。1枚の威力は凄まじい(鼻歌を口ずさむってなんだ。鼻歌って言ってんじゃん)。

 

今日はズボンの中にベーコンを1枚入れたままで洗濯をしてしまい、ズボンもパジャマもお気に入りのTシャツもベーコンまみれになってしまった。しばらく呆然と立ち尽くしていると、突然洗濯機から眩い光が溢れ出した。次の瞬間、洗濯機の中からベーコンの神様が出てきたんだ。

神「私はベーコンの神だ。ベーコンを無駄にするんじゃないブヒ。」

僕「いやいや、食肉加工食品の神様て。」

神「おいおい、しょっぱい事言うなブヒ。」

僕「ベーコンは豚肉の塩漬けですからね。しょっぱい事も言いたくなりますよ。」

神「こいつ〜!」

なんて。

 

 

 

Qさて、この文章は途中から「虚構」となっております。いったいどこからでしょうか?

 

 

 

A正解は「普段は見ない痴漢モノ〜」からでした。僕は普段から痴漢モノを見ます(言ってもバス痴漢よ?)。

よるよなか

住んでるアパートの下にあった自動販売機が無くなっていた。全然気がつかなかった。「こつぜん」って感じで居なくなっていた。家に帰るとあの娘の荷物だけが全部無くなっていて、机の上に「ごめんね、もう疲れたの」とだけ書かれた手紙が置かれている...みたいな気持ちになった。暗い気持ち。

 

とぼとぼ1分ほど歩くと、缶とペットボトルの中間みたいな容器のポカリとオロナミンCが110円で売られている自動販売機、あらわる。こっちの方がいいじゃんけ!!「女なんて星の数いるんだからさ!なんなら...あたしと付き合ってみる?......なんて!冗談だよ。本気にした?」と小癪な笑みを浮かべる男ウケ抜群女ウケ最悪な女に慰められる...みたいな気持ちになった。明るい気持ち。

 

俺はその自動販売機を朝まで抱いた。

 

「僕は自販機ヤリチン」より、一部抜粋

9月12日

久しぶりに書きます。そしてもっと久しぶりにゲームで遊びました。

 

生活における大体のことが苦手なのですが、ゲームもそのうちの一つです。不器用で飽き性でビビりなので、どの系統のゲームもすぐにやめちゃいます。全自動ゲームは1日1時間マシーンです。

 

中学の時に「モンスターハンターセカンドG」が流行ったので僕も買いましたが、序盤に出てくる火を噴く鳥みたいなモンスターに全然勝てなかったのでやる気を無くしました。こちらに危害を加えてこない草食獣を一方的に狩ることで全能感を得る、といった斜めからの楽しみ方しか僕には残されていませんでした。

 

落研を引退する時に、2つ上の割と高給の会社に就職したものの実家暮らしで特に趣味などもなく風俗に金を溶かしてばかりの先輩が、差し入れとしてPS4をくれました。多分エンターテインメントとはなんなのかが分からなくなってしまっています。誰か彼を救ってあげてください。

 

そんな不憫なPS4を持って帰っていた同期が面白いソフトを買ったと聞いたので、なんとなくやりに行ってきました。「デトロイトビカムヒューマン」というゲームです。アンドロイドが意志を持ち始めて...といった世界観のゲームなのですが、ストーリーが面白すぎてどハマりしました。その日予約してたバイトの面接をぶっ飛ぶくらいのどハマりでした。

 

様々な選択肢があってそれによって周りからの評価や今後のストーリーが変化していくのですが、これがまた難しい。僕は人の悪口をよく言うのですが、その人が僕の悪口を言ってたらすごい凹むタイプの人間です。つまり、みんなに好かれていたいです。なので皆に好かれるようにコマンド入力をしていこうとしてみるんですが、何故か全部裏目に出てしまい滅茶苦茶皆から嫌われていきました。現実みたいで怖かったです。

 

好戦的な女のキャラがいて、上手く行けば彼女にできるしチューもできるというアドバイスを貰いました。僕はチューがしたかったので頑張って戦争を起こしまくったのですが、悲しいかな戦闘シーンが何よりも苦手なのでボコボコにされて彼女を怒らせてばかり。最終的に敵の弾幕から彼女を助け出そうとして失敗し、彼女は普通に銃殺されてました。チューしたかったです。何故か穏健派の黒人にだけは評価されました。

 

余談なのですが、僕のおばあちゃんはボケ予防で毎日ファミコンぷよぷよでサタンを倒しているので滅茶苦茶にぷよぷよが強いです。その昔対戦した時に12連鎖くらいカマされて惨敗しました。小学生低学年くらいの時でしたが、何も出来ぬまま画面いっぱいにおじゃまぷよを落とされた光景は今でも覚えています。東京大空襲くらいエグかったです。僕のゲーム嫌いは潜在的にここから来てるのかもしれません。

 

「余談なのですが」とか言いましたが、全部余談でした。ごめんなさい。さようなら。